ボアアップキット 取り付け


ノーマルのオーバーホールも同様です。

組み付けには工具等必要ですので経験の無い方、不安な方はショップ等に依頼してください。
組み付け前に各部品に傷等無いか目視で確認してください。
シリンダーポート、ピストン等にバリが無いか確認してください。
 *バリがある場合はオイルストーン、目の細かな耐水ペーパー等で仕上げてください。
さび止めにパーツには油がついていますので各パーツを洗浄油で洗浄してください。



車両を固定しエアクリーナー、キャブレター、プラグ、エンジンカバー等シリンダーを取り外すのに邪魔になるものをばらします。



マフラーはシリンダー部分と中間のステーを取り外せば後部ボルトを緩めるだけでもシリンダーは交換できます。


ヘッドボルトをはずしシリンダー、ピストンを取り外します。
オイルポンプのワイヤーを外しておいたほうが作業しやすいようです。



純正のシリンダーガスケットをきれいに取り除き付属のガスケットに交換して下さい。
取り外した逆の手順でボアアップキットを取り付けてください。

ピストンリングは二段目(下側)から順に取り付けてください。
ピストンは上部の矢印(↑)マークが排気側にくるように組みつけて下さい。



注意事項

☆ ピストンを取り付けた時にサークリップが溝にはまっていることを確認してください。

☆ ピストンの向き、シリンダーヘッドの向きに注意してください。

☆ ピストンリングの向き、合口を確認してください。

☆ シリンダー、シリンダーヘッドを取り付け4本のナットを手で締め付けた後キックペタルを数回踏みシリンダーのセンター出しをしてください。

☆ ヘッドボルトの締め付けトルクは14N.mになります。
    二度にわけて締め付けて下さい。( 参考値  一回目 7N.m  二回目 14N.m)


☆ 慣らし運転は負荷をあまりかけず100kmを目安に行ってください。
☆ 慣らし時は分離給油+混合(70〜80:1)で行ってください。
☆ 慣らし後は各部点検してヘッド等のネジの増し締めを行ってください。

☆ SPL ボアアップキットに関して
  組み付け時はKITに入っているベースG/K 2枚、ヘッドG/K 2枚で組みつけて下さい。 
  慣らし後に圧縮圧力をみながらヘッドガスケットの枚数を調整してください。



ノーマルエアクリーナーの状態で高回転時のふけ上がりが悪い場合は上記写真のO印の位置に穴を開け付属のパイプを取り付けてください。
(パイプの入り口は下に向けてください。)

プラグの焼け具合を見て必要な場合はメインジェットを交換してください。
(キット装着時 #100〜#105 程度で確認してみてください。)


純正のO/Hも同様の手順で行えます。

50cc以上の排気量ではミニカー登録できませんのでキットお取り付けの際は公道外で御使用ください。


★ 47mmピストン     約68cc

★ 48mmピストン     約71cc

ボアアップキットの比較

そのままの状態で組み付ける場合の出力は 70ccSPL>68ccSPL>68cc>70cc の順になります。






★当店でKWバギーを購入していただいたお客様へ


腰上のO/Hに関しましては作業工賃5000円で行っております。(パーツ代、加工工賃別)




下の写真は左から ノーマル / 68cc / 70cc


ボアアップキットの比較




注意事項

必ず慣らし運転を行ってください。

ノーマルオイルポンプ御使用の場合は混合での走行をお勧めいたします。


使用するオイルはカストロール TTS Racing 、 ワコーズV2R 、 エルフ モト2ウイナー 等の高性能オイルをお使い下さい。


使用回転数により混合ガソリン使用 、 分離給油 + 混合ガソリン 等でお使い下さい。


バギーは重量があるため中間トルクを増やす方向で改造(ポート加工)したほうが扱いやすく耐久性も落ちにくくなります。

チャンバーを付ける場合やポート加工する場合は1万回転以下での使用をお勧めいたします。



50cc以上の排気量ではミニカー登録できませんのでキットお取り付けの際は公道外で御使用ください。




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